2021/09/14 21:46

最近よく相談されるのが、ジュエリーやアクセサリーの金属の種類や、変色について。

【金属の種類と刻印について】
金属の種類は、ジュエリーに彫られている刻印で判断します。
SILVER、925、950、STERLING→シルバー
K→金
PT→プラチナ
金属価値がシルバー以下の素材に関しては刻印が打たれていません。(真鍮やステンレス、その他合金など)

【メッキについて】
変色した金属は、磨き直しをすれば元の色味に戻すことができます。
しかしメッキ(金属の表面に、別金属の薄い膜で覆う技術)の剥がれに関しては、剥離してから再度メッキを施さないと元には戻りません。
例えばsilverと刻印があるのにゴールド色のものは、シルバー素材に金メッキがされています。メッキはどうしても、使用していくうちに表面が擦れて剥がれていき、素の金属の色が表出してしまいます。そのため磨き直しをしても元のきれいな色味に戻すことはできません。

【シルバーの変色について】
相談内容で最も多いのはsilver925の変色。
シルバーは空気中や汗の硫黄成分と反応して黒ずみやすいです。たった一度の使用でも、汗が付着して放置していたら黒ずみは出てしまいます。
個人的には使い込まれた燻んだシルバーが好きだし、経年変化を楽しみたいのですが、やはり新品のときのように綺麗な色味を保っていたい!という方もいます。経年変化したものについてどう思うか聞かれることも多いのですが、なにが正解ということはありません。好みです。

【シルバーの手入れ方法について】
なるべくきれいに保つ方法としては、まず汗をかいたときや使い終わったあと、柔らかい布などで拭く。ジュエリーケースやボックスに入れ空気に触れにくくしておく。温泉やプールでは付けないようにする。
それでも黒ずんでしまったときは、専門業者やブランドで磨き直しをお願いするのが確実ですが、自分でやることもできます。
市販のシルバー磨きの液剤に付ける(燻しがあるデザインは黒い部分が抜けてしまうので注意)→ジュエリー用のクロスで磨く
新品同様とまではいきませんが、これで大分きれいになると思います。

CREDOのジュエリーはいつでも磨き直ししますので、お気軽に言ってください。
と長々と書きましたが、お気に入りのジュエリーを長く使ってもらえたら嬉しいです。
リペアや磨き直しで解決することも多いので、ぜひ諦めずご相談ください!